「失敗を恐れる」を克服するための方法3ステップ

「挑戦したい気持ちはあるけれど、失敗が恐くて1歩踏み出せない」
「今までの人生は、常に安定を求めてきた」
「失敗を恐れてしまうのを克服したいけれど、どうすればいいかわからない」

このようなことを、日々考えて悶々としてはいませんか。

今まで、大学受験や就職活動の度に「安定したところに行きなさい」とよく言われてきた人は多いと思います。しかし、安定を取れば取るほどに、人が通ってない道を通るときに「失敗が恐い」という感情が芽生えてきてしまいますよね。

そこで当記事では、「失敗を恐れる恐怖心を克服するための方法」について解説します。

当記事を読むことで、「失敗が恐くて行動できない」という悩みはきれいさっぱり解決されますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

目次
中川 晃雄
株式会社GOAL-B CEO
株式会社GOAL-Bの創業者。有料職業紹介事業 (許可番号: 13-ユ-314850)月間20万PVの個人ブログを運営し、登録者数12万人のYouTubeチャンネル「AKIOBLOG」を運営。自身が経営する株式会社GOAL-Bで、累計2000人超が受講したキャリアコーチングサービス「キャリスピ」を提供。著書「本気の副業術(西東社)」

なぜ、あなたは失敗を恐れてしまうのか


なぜ、あなたは失敗を恐れてしまうのか。
結論から言うと、人間には現状を維持しようとする性質があるからです。

例えば、寒いところに行くと毛穴を閉め体温を維持する。これも、その機能の1つです。そして、これは精神的な変化に対しても働きます。

  • 転職をする
  • 新規事業のメンバーに選ばれ、部署を移動する

このような時に「失敗したらどうなるのか」を考えることで、変化しないように自分に言い聞かせているのです。

以上のことから「変化しないように自分に言い聞かせる」この機能が働いてしまうため、人は失敗を恐れてしまうと言えます。

関連記事:失敗にまつわる名言5つ紹介|失敗への恐怖を克服する方法5選も解説 

失敗を恐れることで失うもの3つ


この項では、失敗を恐れることで失うものについて解説します。
失うものは、以下の3つです。

  1. 自分が今できる範疇のことしか請け負えない
  2. やり始めが遅れて、スピード勝負にいつも負ける
  3. 気にしすぎで心身ともに疲れる

 

1. 自分が今できる範疇のことしか請け負えない

失敗を恐れてしまうと、自分が今できる範疇のことしか請け負えません。
なぜなら、今できないことを請け負うことに恐さを感じてしまうからです。

具体例として、営業職で考えます。

失敗を恐れてしまう人は、今まで成約した案件に似た案件しか請け負えません。「少し難しい案件を誰かに任せたい」となった時に、自ら請け負おうと思えないでしょう。

このようなスタンスで働いていると、上司や職場仲間から「簡単な案件しかやらない」と思われてしまうのです。期待されないため、成長の機会を失ってしまうでしょう。

以上のことから、失敗を恐れてしまうと自分が今できる範疇のことしか請け負えません。

関連記事:失敗を恐れないようになるための5ステップ|メリットも合わせて解説 

2. やり始めが遅れて、スピード勝負にいつも負ける

失敗を恐れてしまうと、やり始めが遅れてスピード勝負にいつも負けてしまいます。
なぜなら、やり始める前に「失敗したらどうしよう」と考え込んでしまって時間を無駄にするからです。

例えば、新しく成功しそうなビジネスがあるとします。

  • 「とりあえずやってみる」という考えですぐに挑戦できる人
  • 「失敗したらどうしよう」と考えてしまう人

このような2人の人がいた場合、どちらの方が成功するでしょうか。新しいビジネスは先行者有利が働くため、前者の人が成功するでしょう。

もちろん、戦略的に考えるのは大事です。しかし、考えすぎて動けないくらいだったら、動きながら考えていけば良いのです。

以上のことから、失敗を恐れてしまうと、やり始めが遅れてスピード勝負にいつも負けてしまうと言えます。

関連記事:行動力のある人間になるには?おすすめの方法3ステップ 

3. 気にしすぎで心身ともに疲れる

失敗を恐れてしまうと、気にしすぎで心身ともに疲れてしまうでしょう。なぜなら、失敗しない方法を常に考えなければいけなく、失敗した時の周りの反応などを気にしすぎてしまうからです。

一例として、上司とコミュニケーションを取る時で考えます。質問がしたい時に「この質問をしたら、使えないやつだと思われる」これも、失敗を恐れるの中に入るでしょう。

常にこのように考えていると、いつになっても本音で話すことができず、聞きたいことも聞けないのです。その結果、常に気を使ってしまい、心身ともに疲れてしまうでしょう。

以上のことから、失敗を恐れてしまうと気にしすぎで心身ともに疲れてしまうと言えます。

「失敗を恐れる」を克服して得られる3つのメリット

この項では「失敗を恐れる」を克服して得られるメリットについて解説します。
そのメリットは、以下の3つです。

  1. より成長することができる
  2. いつチャンスが来ても掴み取れる
  3. 人間関係が楽になる

それでは、なぜ「失敗を恐れる」を克服することで、上記のメリットが得られるのか解説します。

1. より成長することができる

「失敗を恐れる」を克服すると、より成長することができます。なぜなら、いま自分ができること以外のことにも挑戦することができるからです。

前述した営業の例で考えます。

「失敗を恐れる」を克服すると今の自分では成約できないかもしれない案件に挑戦することができるでしょう。

その結果、今は成約できなかったとしても「なぜ成約できなかったのか」を知ることができます。そして、それが成長につながるのです。

以上のことから「失敗を恐れる」を克服すると、より成長できると言えるでしょう。

関連記事:本当に「成長したい」人がやるべき5ステップ|成長できない人の特徴も解説 

2. いつチャンスが来ても掴み取れる

「失敗を恐れる」を克服するといつチャンスが来ても掴み取れます。
なぜなら、チャンスが来た時に「とりあえずやってみよう」と考えることができるからです。

例えば、新規事業のメンバーにあなたが候補として挙がっているとします。その時に失敗を恐れず、上司に参加の希望を伝えることができれば、そのチャンスを掴めるでしょう。

しかし、失敗を恐れていたら、他の人にそのチャンスを持っていかれてしまうのです。

以上のことから「失敗を恐れる」を克服するメリットが「いつチャンスが来ても掴み取れること」と言えるでしょう。

関連記事:目標達成できる人の特徴とは?目標達成できない原因や目標達成するためのコツを解説 

3. 人間関係が楽になる

「失敗を恐れる」を克服するメリットとして、人間関係が楽になるというものが挙げられます。なぜなら、失敗を恐れて無駄に気を使うことがなくなるからです。

前述した、上司とのコミュニケーションの例で考えます。いい意味で気を使わずに、自分が聞きたいことを聞くことができれば、仕事もスムーズに進むでしょう。

そのような時、上司もどこでつまづいているのかがわかるため、お互いに仕事を円滑に進めることができるのです。

以上のことから「人間関係が楽になること」が「失敗を恐れる」を克服するメリットと言えるでしょう。

関連記事:圧倒的な行動力を身に付ける方法|行動することによってのみ世界は変わる

 

「失敗を恐れる」を克服するための方法5ステップ


この項では「失敗を恐れる」を克服するための方法を解説します。
その方法は、以下の5ステップです。

  1. 失敗を恐れず挑戦したら得られるものを紙に書き出す
  2. 失敗したら起こるであろう出来事を紙に書き出す
  3. 1で書き出した事項によって自分が得る不利益を書き出す
  4. 1と3で具体化したものを比較して、行動するために何が必要か紙に書き出す
  5. 失敗を恐れず行動する

 

1. 失敗を恐れず挑戦したら得られるものを紙に書き出す

まず、失敗を恐れず挑戦したら得られるものを紙に書き出しましょう。これは、挑戦した時の成功イメージをもつためです。

例えば「難しい案件の営業に挑戦する」が挑戦内容だとします。

その時に得られるものは、以下のようなものになるでしょう。

  1. 難しい案件の経験
  2. 成約か失注かの結果
  3. 結果によって上司からの評価される
  4. 次も任せてもらえるかもしれないという可能性
  5. 自分のスキルがどれくらいなのかを確かめるチャンス

このように、できるだけ得られるであろうものを書き出しましょう。

2. 失敗したら起こるであろう出来事を紙に書き出す

次に、失敗したら起こるであろう出来事を紙に書き出してください。
これは、自分が何を恐れているのかを明確にする目的です。

先程の「難しい案件の営業に挑戦する」で考えます。
失敗した時に起こるであろう出来事は、以下のようなものになるでしょう。

  1. 案件の失注
  2. 上司から厳しくフィードバックを受ける
  3. 会社としての損失

このように、書き出してみてください。

3. 1で書き出した事項によって自分が得る不利益を書き出す

次に、1で書き出した事項によって自分が得る不利益を書き出しましょう。
これは、失敗した時のリスクを考える目的です。

先程同様に「難しい案件の営業に挑戦する」で考えます。
自分が得る不利益は、以下のようなものになるでしょう。

  1. 失注したことで成果が下がる
  2. 失注したことで自信をなくす
  3. 上司からの評価を落とす

このように、書き出してみましょう。

4. 1と3で具体化したものを比較して、行動するために何が必要か紙に書き出す

3ステップ目までできたら、1と3で具体化したものを比較して、行動するために何が必要かを書き出しましょう。

1と3を比較すると、多くの場合1の得られることの方が多いことがあります。そして、自分が恐れていたことが、思っていたよりも小さいことだったと気づくかもしれません。
これに気づくことが重要です。

そして、その挑戦をするためには何が必要かを考えます。

  1. 次に難しい案件が回ってきたら、率先して受け持つ
  2. できるだけ失注しないように、自分に足りないスキルを考える

このようなことが考えられるでしょう。
ポイントとしては、すぐに行動できるレベルまで具体化しておくということです。

5. 失敗を恐れず行動する

最後は、失敗を恐れずに行動するだけです。
「本当に行動できるのか」と思う方もいるかもしれません。

しかし、上記のステップを踏むことで、以下のことが明確になっています。

  • 挑戦したことによるメリット
  • 挑戦したことによるデメリット
  • 行動するために必要なこと

これらが明確になっていれば、後は勇気をもって行動すると「決める」だけなのです。

今までの4ステップがどれだけ詳細にできているかで、行動するためのハードルが変わります。何度も読み返して、できるだけ具体的に書き起こしましょう。

関連記事:「行動力がない」原因と解決するための方法3ステップ 

失敗を恐れる人がしている3つの勘違い


この項では、失敗を恐れる人がしている3つの勘違いについて解説します。
その勘違いとは、以下の3つです。

  1. 成功している人ほど失敗が少ない
  2. 挑戦する人は失敗のリスクを考えていない
  3. 安定している方が心地いい

それでは、なぜ上記の3つが勘違いなのか解説します。

1. 成功している人ほど失敗が少ない

失敗を恐れる人は「成功している人ほど失敗が少ない」と勘違いしています。
なぜなら、成功している人の「今の姿」しか見えていないからです。

例えば、あなたの上司が優秀な人だとします。その時「入社当時から優秀だったんだろうな」と思ってしまうでしょう。

しかし、それは今の上司の姿しか見えてないからそう思ってしまいます。今成功している人も、過去に何度も失敗し、その失敗の過程から成長のヒントを掴み今の姿があるのです。

以上のことから「成功している人ほど失敗が少ない」というものが勘違いだと言えます。

 

2. 挑戦する人は失敗のリスクを考えていない

失敗を恐れる人がしている勘違いに「挑戦する人は失敗のリスクを考えていない」というものがあります。

なぜなら、挑戦している人は一見「考えなしに挑戦している」と見えてしまうからです。

例えば、起業している人などそうみられることが多いでしょう。

しかし、起業した人はかなり細かくリスクを考えています。そして、それ以上に「どうやたったら成功できるのか」をより考えているのです。どうやったら成功できるかを考えるためには「どうなったら失敗するのか」を考えることは、必須でしょう。

以上のことから「挑戦する人は失敗のリスクを考えていない」は、勘違いだと言えます。

3. 安定している方が心地いい

「安定している方が心地いい」これは、失敗を恐れる人がしている勘違いだと言えます。

なぜなら、安定していることが自分の成長の機会を失っていることに気づいていないからです。

例えば、自分が昇進せずにある程度の役職で落ち着いているとします。その時に、安定を求めるとチャレンジをしなくなり、それ以上昇進することはないでしょう。

そして、その間にも挑戦している同期はより昇進していき、その時になって初めて焦りを感じるのです。

安定を求め続けた結果、周りはどんどん成長していき、将来的には心地よくなくなってしまうでしょう。

以上のことから「安定している方が心地いい」というものが、勘違いだと言えます。

関連記事:理想の人生を描いて実現する方法5ステップ|妄想し、実現しよう 

失敗を恐れていつも挑戦できないあなたへ


「失敗を恐れていつも挑戦できない」と考えている人は、コーチングを受けることをおすすめします。

理由は、コーチングに以下のような効果があるからです。

  • 失敗を恐れてしまう自分を変えるきっかけを作る
  • あなたの可能性を最大限信じ、挑戦する背中を押してくれる
  • 自分が持っている可能性を最大限引き出す

上記の効果からコーチングを受けることで、失敗を恐れずに挑戦できるようになります。

しかし、「そんな簡単に変われるわけないでしょ」「何でコーチングってそんな効果があるの」と思う方もいるでしょう。そのような方のために、コーチングがどのようなものなのか、より詳しく解説した記事を貼っておきます。ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきあがとうございました。

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