コーチングは、大学で学術的に学ぶことができます。コーチングを学ぶ手段は多様化しているため、大学で学ぶというのも一つの選択肢になります。
そこで本記事では、
- 大学で学ぶことができるコーチングとは?
- コーチングが学べる大学
これらを解説します。実際に大学でコーチングを学んでみたいと考えている人はぜひ最後までご覧ください。
コーチングとは?
コーチングとは、目標達成のためのコミュニケーション技術を指します。
「教える」のような一方的なコミュニケーション技術ではありません。受け手であるクライアントの考えを質問によって引き出し、それによって目標達成を支援するものです。
たとえば、学校の授業でよく行われるティーチングと、コーチングを比較してみます。
英語のテストで伸びない生徒がいたとしましょう。
学校教育で行われているティーチングでは、「このように勉強しなさい」と方法論を提示します。
一方でコーチングでは、「英語のテストで点数を取るために、今きみがやらないといけないことは何かな?」と質問を投げかけます。
両者に優劣はありません。アプローチ方法が違うだけです。
ただ、コーチングの方がより柔軟に発想できるのは事実です。ティーチングでは1つの正解を与えられる一方、コーチングでは考えを引き出すアプローチなため、答えが1つとは限らず、柔軟な発想が許されているからです。
このようにコーチングは、質問を通じて相手の考えを最大に引き出すことで、目標達成を支援するコミュニケーション技術を指します。
大学で学ぶことができるコーチングとは?
大学は、学術研究および教育における教育機関のことを指します。そのため、大学ではコーチングそのものを学ぶというより、学術的な分野においてのコーチングを学ぶことになります。
学術的な分野においてのコーチングとは以下の4つです。
- スポーツ科学におけるコーチング
- 臨床心理学におけるコーチング
- 経営学におけるコーチング
- 教育学におけるコーチング
それぞれ詳しく解説します。
スポーツ科学におけるコーチング
スポーツ科学におけるコーチングとは、選手と監督におけるコミュニケーションなどに使われることが多いです。
例えば、
- 選手のモチベーションアップの方法
- 試合に出ない選手へ投げかける言葉
のようなコミュニケーションを指します。コーチングは問いかけを通じて、目の前の人の思考の整理を促すため、選手の自発性を育むのに効果的です。
スポーツの場面でコーチングを実践したいと考えている人にはとてもおすすめです。
臨床心理学におけるコーチング
臨床心理学におけるコーチングとは、心理学を用いて行うコーチングのことです。臨床心理学は、いわゆる心の問題を抱えた人を理解し、援助するための心理学です。
例えば、心理カウンセラーとして心の問題を抱えた人のサポートをしていきたいと考えている人や、コーチングを学びながら同時に、心理学も学びたいという方におすすめの学問です。
しかし、コーチングは問いかけを通じて相手に気づきを与えるコミュニケーションに対し、カウンセリングは話を聞くことを通じて、相手の心と頭を整理するコミュニケーションのことを指します。
このようにコーチングとカウンセリングは少し定義が異なるため、カウンセリングとコーチングどちらも興味がある人におすすめです。
経営学におけるコーチング
経営学におけるコーチングとは、ビジネスシーンでの人間関係におけるコミュニケーションで使えるものです。
例えば、
- 上司と部下のコミュニケーション
- 取引先とのコミュニケーション
- 営業の場面でのコミュニケーション
など、コーチングを使える場面はさまざまあります。起業のために設置された学部も多く、社長としてどのように社員と関わるのかを学ぶこともできます。
将来、起業を考えていたり、ビジネスにおけるコーチングに興味がある人におすすめです。
教育学におけるコーチング
教育学におけるコーチングとは、学校などでどのように生徒に関わるのかについて扱います。基本的には、子どもの自主性を育むためにどのように接すればいいのかを学ぶことができます。
小学生や中学生、高校生など子どもの年齢によってコミュニケーションの適切な方法は異なります。そのため、学問として全体像を学ぶことは、教育の現場に立つ人であればかなりおすすめです。
コーチングが学べる大学
実際にコーチングが学べる代表的な大学を紹介します。大学で学べるコーチングに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
- 早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科
- 東京未来大学モチベーション行動科学部
- 立命館大学ビジネススクール
- 天理大学大学院 体育学研究科
それぞれ解説します。
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科は、スポーツに関わるさまざまな課題を対象として、研究と教育を総合的に実施するために設置されている大学院です。
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科では、以下の5つの領域で学びを深めます。
- スポーツ文化
- スポーツビジネス
- スポーツ医学
- 身体運動科学
- コーチング科学研究
スポーツにおいてのコーチングを学びたい人は「コーチング科学研究」がおすすめです。
東京未来大学モチベーション行動科学部
東京未来大学モチベーション行動科学部では、科学的アプローチで「モチベーション」を学ぶことができます。
心理学や経営学の領域でモチベーションに関する研究が進み、企業や行政、スポーツや教育などの分野で優れた試みも多く生まれています。
コーチングとは関連性の高い「モチベーション」に関して興味がある人にはとてもおすすめです。
立命館大学ビジネススクール
「ビジネスの発見と創造」の教学理念を掲げ、「高度な戦略眼と実践スキルを有する経営プロフェッショナル」の養成機関が立命館大学ビジネススクールです。
ビジネスにおけるコミュニケーションという立ち位置でのコーチングを学ぶことができるでしょう。
仕事で、コーチングスキルを使っていきたい人や起業を考えている人におすすめです。
天理大学大学院 体育学研究科
天理大学大学院 体育学研究科では、マネジメント能力育成に注力する「指導者・リーダー育成」教育について学ぶことができます。
単に物事を伝えるだけでなく、選手を一人ひとり理解し、指導し育てていくためにはどうしたらいいかを学びます。
スポーツ分野におけるマネジメントなどに興味がある方におすすめです。
【提言】コーチングを学ぶためにはコーチングを受けたほうが早い
「コーチング」そのものを学びたい人には、コーチングを受けることをおすすめします。
大学で学ぶコーチングは、学問の種類に紐づいたコーチングであるために、コーチングそのものを学びたい人にとっては、学びづらい環境であるといえます。
また、コーチングは目に見えないものであるため、効果を実感しづらいです。学んだとしても机上の空論となってしまうかもしれません。
そのため、実際にコーチングの効果を実感することで、自分がコーチングを提供する側になったとしても、いいコーチングを提供できるようになるでしょう。
本質的なコーチングを学ぶために受けるべきコーチング
コーチングの効果を実感するためには、本質的なコーチングを受ける必要があります。本質的なコーチングとは、妄想だけで終わらず、現実がしっかり変化するコーチングを指します。
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