あなたが仕事に本気になれない3つの本当の理由

「このままでいいのかな？」という漠然とした不安が湧いてきますよね。

仕事に本気になれないのには、きちんと理由があります。

キャリアのプロである、GOAL-Bの知見を全公開。

この記事を参考に、仕事に本気になることができれば、あなたの人生はもっと充実します。

人間が本気を出す4つの仕組み

人間が本気を出すには、「ただやる気が出るのを待つ」だけではダメです。

人間の持つ”仕組み”に基づいた条件が整って、初めて本気を出せるようになれます。

「人間が本気を出す仕組み」は、科学によって解き明かされている。

以下の4つの仕組みが、仕事に対して本気になるための要素です。

適度なハードル

人間の脳は「適度な挑戦」を求めています。

どうでしょう、どちらもモチベーションがわかないのではないでしょうか。

このように、簡単すぎると退屈を引き起こし、逆に難しすぎると諦めを感じてしまうのです。

適度なハードルによって、ちょうど良い負荷を与えることがモチベーションを高めるコツ。

過集中による達成感

過集中＝時間を忘れるほど1つのことに集中している状態。「フロー」とも言う。

人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。

フロー (心理学) – Wikipedia

「フロー状態」に入ると、時間の感覚が消え、周囲のことを忘れてタスクに没頭できます。

夢中になっていたら、
気付いたら何時間も経っていた。

多くの人がこのような経験を、多かれ少なかれ経験したことがあるでしょう。

その時、このように感じたはず。

人間は、夢中になって没頭することで充実感や達成感を得るものです。

人は達成感を味わうことで「また次も頑張りたい」と感じるサイクルに入る。

逆に言えば、仕事に本気になれないということは、このフロー状態に入れていないということ。

もはや「本気」という感覚すらも消え去ります。

フィードバック・報酬

人間はフィードバックや報酬がないと、本気になれません。

こんなことに本気になろうとしても、難しいのは当たり前のこと。

具体的には、このようなフィードバックが重要になります。

要するに、人は「何か自分が行ったことに対して反応が欲しい生き物」なのです。

定期的にフィードバックを得ることで、前に進んでいる感覚が得られる。

この「前進しているという実感」が、「もっと頑張ろう」を生み出す源泉となります。

価値観にマッチする仕事

本気を出すためには、仕事が自分の価値観や人生の目標に一致していることが不可欠です。

人は、自分が心から重要だと感じることに対して初めて全力を尽くせるのです。

人を騙し、お金を奪うような行為は、どう頑張っても本気になれないもの。

極端な例ですが、構造としては「仕事で本気になれない」のと同じです。

人間が本気を出すには意味や意義が必要。

心の中でこのように思っていれば、本気にはなれません。

自分の価値観や使命とリンクしている仕事であるほど、本質的なやりがいを感じられます。

とはいえ、急に「価値観」「使命」なんて言われても、ピンと来ませんよね。

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仕事に本気になれない3つの理由

仕事に本気になれない理由は、単に「やる気がない」や「怠けている」からではありません。

以下の3つの理由が、主な「仕事に本気になれない理由」です。

無意味感・虚無感

この「一生懸命働くことへの虚無感・無意味感」が、本気になれない大きな理由です。

生活が便利になり、豊かに”なりすぎた”現代における社会問題と言っても過言ではないでしょう。

豊かであるがゆえに、働く意味を見いだせない状態。

特に20代後半に差し掛かると、ガムシャラにやってきた反動で意味を見失ってしまうことも。

この「無意味感・虚無感」の厄介なところは、単なる疲労・ストレスで片づけられない点です。

内から湧き出る動機そのものが枯渇してしまう深刻な状態。

働く意味を見失った人に、

という外からのプレッシャーを押し付けても何の意味もありません。

もっと根本的な、「何のために生きるか」から問い直す必要があるのです。

目標や目的が曖昧

目標や目的が曖昧なままで仕事を続けていると、次第にその意味がわからなくなってしまいます。

人間は「目的」がはっきりしないと、エネルギーを注ぎ続けることが難しい生き物。

何のために働いているのか？

この問いに答えられなくなると、仕事はただの作業に成り下がり日々の虚無感が増大します。

仮に表面的な目標を立てても、本当に自分が望む目的に繋がっていなければ意味を成しません。

20代は特に、外部からの影響に流されがち。

これらは、他者の期待に応えるために設定された「偽りの目標」です。

この状態では、本当の意味での「本気」は出せないでしょう。

人が本気で物事に取り組むには、内発的な意味や意義が必要。

それが一見陳腐なもの、俗っぽいものでも構いません。

重要なのは「自分の内側から湧き出ている」という点です。

価値観が不明瞭

自分自身の価値観が明確でないことも、本気になれない大きな原因です。

価値観と一致しない仕事を続けると、どんなに頑張っても「なんか違う…」が付きまといます。

価値観がはっきりしていないと、そもそも自分が何を求めているのかさえ分からなくなります。

それはまるで「地図を持たずに旅をしている」状態。

価値観とズレると、仕事がいくら重要だと「頭」で理解していても無意識で「心」は反発します。

心が納得していないからこそ、本気で取り組むことができないのです。

仕事に本気になるための3つの方法

仕事に本気で取り組むためには、表面的な”モチベーションの上げ方”ではNG。

自分の根本にある欲求や価値観に、しっかりと繋がる必要があるのです。

仕事に本気で取り組むための「3つの具体的な方法」を掘り下げていきます。

「やりたいこと」を見つける

やりたいことを見つけよう

最近流行っていて、よく耳にする言葉ですよね。

ここで、多くの人が”入り口”を誤ってしまいます。

こういった具体的な「社会にある仕事」という入り口から、やりたいことを探そうとします。

自分の中にある「欲求」こそが正しい入り口。

このような、本質的な欲求の部分に目を向ける必要があるのです。

自分の内面から出てくる「やりたいこと」を見つけるには、自分の価値観に向き合いましょう。

こういった視点で見つけることが肝心です。

「強み」を見つける

強みとは、無意識に発揮している「自分にとって当たり前のこと」を指します。

「強み」とは”クセ”のようなもので、「ついついやってしまう」こと。

自分ではそんなに頑張っていないのに、
なぜか褒められる。

この「当たり前にできること」があなたの強みです。

他人には難しく感じるのに自分には簡単にできることが、「強み」の正体なのです。

誰かに評価されるかどうかに関わらず、既にあなたの中に存在しているもの。

「強み」を発揮できれば、自然と高い成果を出せるようになります。

結果として自信が生まれ、さらに本気で取り組むサイクルが生まれます。

本気になるための「強み」を見つけるなら、プロ監修のワークシートがオススメ。

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「変化」を取り入れる

「やりたいこと」や「強み」を”知っただけ”では、現実は変わりません。

しかも、今までと同じ行動ではなく、今までとは違うアプローチが求められます。

なぜなら、「これまでの思考や行動の結果が、今のあなたを作っている」から。

同じ考え方・同じ方法では、得られる結果も今までと変わらない。

現状を打破したいのであれば、違う行動を取ることが不可欠です。

【例】

仮に小さな変化であっても、それが積み重なれば大きな変化の呼び水になるもの。

人生の本質は、結局のところ「目の前の行動の積み重ね」でしかありません。

だからこそ、今までと違う「未知の領域に一歩踏み出す」ことが重要なのです。

そこで得た気づきによって、本気で向き合える自分が見えてくる。

そもそも「本気になれる人・なれない人」は何が違うのか？

自然と仕事で本気を出せる人は、一定数存在します。

一体、「本気になれる人・なれない人」の違いはどこにあるのでしょうか？

両者の心理の違いを見てみましょう。

本気になれる人の心理

仕事に本気になれる人の心理として、以下の3つの特徴があります。

自己決定感

自分の意思で、この仕事をやっている。

この「自分で決めた」という意識を持っていることが、本気になれる人の特徴です。

こういった外側の意見で動くのではなく、自分の内側から湧き出る動機で動いています。

程よい楽観性

本気になれる人は、失敗やリスクを過度に恐れず、挑戦を楽しむマインドを持っています。

というよりも、失敗やリスクを「ダメなこと」と解釈していないのです。

「失敗＝学び」とリフレーミングしている。

つまり、失敗は「学びの機会」であるため、避ける必要がないと考えています。

「得られるもの」にフォーカスしているのが特徴。

やりたいことと社会的な価値のバランス

本気で取り組む人は、「やりたいこと」と「社会への価値提供」が結びついています。

つまり、「やりたいこと」で社会に貢献することを上手に実現しているのです。

自分の価値観に沿った仕事を選び、それがどのように社会に役立つのかを意識している。

だからこそ、高いモチベーションを維持して、本気で取り組めるのです。

本気になれない人の心理

一方で、仕事に本気になれない人の心理として、以下の3つの特徴があります。

他者依存

本気になれない人は、自分の行動が他者によって決められていると感じやすいです。

このように他者に決められることが前提になってしまっています。

そして、意思決定や選択も他者に依存しているため常に「やらされ感」がある状態。

この「やらされ感」が、責任感や主体性を削いでしまうのです。

失敗への過剰な恐怖

本気になれない人は、失敗に対してフォーカスしすぎるクセを持っています。

失敗による恐怖を嫌うため、リスクを取ることに極端に消極的になってしまうのです。

結果、「ポジティブな刺激」や「新鮮な発見」も捨ててしまう。

失敗による恐怖心を過剰に重く捉えてしまいがち。

結果として「本気になること」を冷笑し、「本気になれない自分」を正当化してしまうのです。

失敗を恐れる自分＝自分は弱い＝ダメな奴

この思い込みも、自分の本音を直視できない原因となってしまいます。

価値観の不一致

本気になれない人は、自分の価値観と今の仕事が一致していません。

常にモヤモヤしているため、仕事にフルベットしきれない状態。

やりがいや社会的な意義を見出せないため、仕事に対する情熱が湧きません。

そもそも自分自身の価値観に確信がないことも、なかなか全力を注げない原因となります。

結果的に、以下のような義務感のみで仕事をやらざるを得なくなります。

仕事に本気になれず悩む人によくある質問

仕事に本気になれず悩む人のよくある質問に回答しました。

まとめ：あなたが仕事に本気になれない3つの本当の理由

仕事に本気になれないのは、以下の3つが理由です。

端的に言ってしまえば、「やりたいことをやっていないから」という一言に集約されます。

こういったものが邪魔をして、「どうせ無理」と勝手に決めつけてしまうことに問題のコアがあります。

しかし、ここまで本心を隠すクセがついてしまっている場合、自力で解決するのは至難の業。

感情や人間の無意識・心理を扱うプロコーチの力を借りるのがオススメ。

コーチングについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。