脳科学のRASとは?メリットや活用方法をわかりやすく解説

RAS(ラス)という言葉は引き寄せの法則や目標達成の方法など、主に脳科学の分野で用いられます。

RASをうまく使いこなすことができれば、情報感度が高まりチャンスに気づきやすくなるでしょう。チャンスの回数が増えれば、それだけ仕事での成果やプライベートの充実に繋がりやすくなるため、RASは人生にとって非常に重要なものです。

そこで本記事では、RASのメリットや活用方法を詳しく解説します。

認知科学をもとにした株式会社GOAL-Bのコーチング『キャリスピ』というサービスがあります。
社会人であればコーチングセッションの大半が“キャリアの領域”になり『キャリスピ』の得意領域。
5,500円の体験コーチングが今なら無料で受けられるので、1分で気軽に申し込んでみましょう。

2,000名以上が申込みに殺到!/

強引な勧誘は一切ありません。

目次
中川 晃雄
株式会社GOAL-B CEO
株式会社GOAL-Bの創業者。有料職業紹介事業 (許可番号: 13-ユ-314850)月間20万PVの個人ブログを運営し、登録者数12万人のYouTubeチャンネル「AKIOBLOG」を運営。自身が経営する株式会社GOAL-Bで、累計2000人超が受講したキャリアコーチングサービス「キャリスピ」を提供。著書「本気の副業術(西東社)」

RAS(脳幹網様体賦活系)とは

RASとは「Reticular Activating System」の略で​​、脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)という脳機能の1つです。

RASは、自分の興味・関心のある情報を無意識に多くインプットする「フィルター」のような役割を果たします。

たとえば、ゲームを趣味として持っている人なら、ゲームの広告が目に止まりやすいでしょう。

一方、興味・関心がないことには脳が反応せず、無意識に情報をスルーします。
全ての情報を受け取っていると、脳に膨大な負担がかかってしまうためです。

RASは自分にとって重要な情報を無意識にキャッチするフィルターの役割を果たしているのです。

2,000名以上が申込みに殺到!/

※体験コーチングだけならお金は一切かかりません。

RASを使いこなすメリット

RASをうまく使いこなせば、さまざまなメリットがあります。ここでは3つのメリットを具体的に見ていきましょう。
メリットは、以下の3つです。

  1. チャンスを見つけられる
  2. 集中力が増す
  3. アイデアが湧いてくる

それでは、それぞれ解説します。

1.チャンスを見つけられる

RASを使いこなすことでチャンスを見つけられるようになるメリットがあります。
その理由は、RASを活用していない状態ではスルーしていた情報に気付けるようになるからです。

たとえば以下のような人物を仮定します。

  • 起業に興味がある
  • 何から始めていいかわからない
  • 人脈を増やしたいと考えている
  • 性格は人見知り

上記のような人であれば本来、人脈を増やしつつ視野も広げられる異業種交流会などに参加するのがベターでしょう。

しかし、人見知りという性格によって無意識に交流会の場を避けてしまいます。

このような人がRASを使いこなした場合、交流会というチャンスに気付くきっかけとなります。

2.集中力が増す

RASを活用すると集中力が増すメリットもあります。

RASには自分にとって重要な情報とそうでない情報をフィルタリングする機能があるため、シンプルな思考ができるようになります。

結果として、集中力や生産性をアップさせることができます。意図的にRASを使いこなすことで集中したい情報のみを取得できるのです。

3.アイデアが湧いてくる

RASをうまく使いこなせば、新しいアイデアが生まれやすくなります。

アイデアはセンスではなく知識の掛け合わせによって生まれるため、RASを使いこなして意図的に必要な情報を取れるようになれば、それだけアイデアが湧きやすくなるのです。

たとえば、コーチングを仕事にしたいと考えてスクールに通っている生徒が、趣味でインスタグラムやYouTubeなどのSNSを良く見ていると仮定します。

RASを使いこなすことができれば、「コーチングとSNSを掛け合わせて発信する」という新しいアイデアが生まれる可能性があります。

RASによって興味・関心の中から知識を掛け算し、アイデアが生まれやすい状態を作ることができるでしょう。

2,000名以上が申込みに殺到!/

※体験コーチングだけならお金は一切かかりません。

RASを使いこなすデメリット

RASにはさまざまなメリットがあることをお伝えしました。
しかしデメリットも存在します。デメリットは以下の2つです。

  1. スコトーマ(心理的盲点)が生まれる
  2. 脳の状態次第では、ネガティブな出来事を引き寄せる

それでは、それぞれ解説します。

1.スコトーマ(心理的盲点)が生まれる

RASを使いこなすことでスコトーマ(心理的盲点)が生まれます。
スコトーマとは盲点を意味し、脳が無意識に行う情報の取捨選択の中で見逃してしまうものです。

たとえば、

「収入をアップさせたい。そのためにコーチングでたくさんの顧客を獲得し独立したい。」

と考えているとき、コーチングやビジネスに関する情報感度が高まり、チャンスに気づきやすくなります。

しかし、それ以外の情報を見逃しやすくなってしまうのです。このように、盲点によって情報を見逃してしまうこともあります。

2.脳の状態次第ではネガティブな出来事を引き寄せる

RASのもう1つのデメリットは、ネガティブな出来事を引き寄せてしまう可能性があることです。脳が情報を取捨選択する際、自分の潜在意識にある思いが強く影響するためです。

たとえば、社内でプレゼンをするとき

「自分は人前に立つのが苦手だからどうせ失敗する」

と思っていたら、無意識にできない理由ばかり集めるようになるでしょう。その状態ではプレゼンは成功しにくくなります。

また、このような状態ではチャンスに気付きにくくなるでしょう。

RASをポジティブに活用できていれば「プレゼンでうまく話す方法」を先輩に聞けていたかもしれません。

つまり、脳の状態次第ではRASがネガティブな出来事を引き起こすリスクもあると理解しておきましょう。

RASを最大限に発火するための条件

ここでは、RASを最大限に発火する具体的な方法を解説します。
具体的な方法は、以下の3つです。

  1. 自分のWant toを掘り出す
  2. Want toベースでやりたいことを考える
  3. 現状では考えられないようなゴールを設定する

それでは、それぞれ解説します。

1.自分のWant toを掘り出す

目的を達成させるためには、まずは自分のWant toを掘り出す必要があります。Want toとは自分が心の底からやりたいと望むことです。

反対に、Have toとは「〜しなければならない」という強制的なモチベーションのことです。

Want toを掘り出すことで、漠然としていた興味が可視化され、目的を見つけることができます。

Want toを掘り出すためにはまず、紙とペンを用意し、時間を決めて、やりたいことを紙に箇条書きで書き出していきます。

ポイントは、綺麗に書かずとにかく心の底から望む感情をただひたすら書き殴ることです。

このとき、書き出すWant toは漠然でも構いません。漠然としたWant toを掘り出し行動していく中で、より明確な目標が見つかるようになります。

Want-toの目標を自分ごととして捉え行動していく中で、創造的無意識がその目標を達成しようと働きます。

2.Want toベースでやりたいことを考える

Want toが掘り出せたら、それらをベースにやりたいことを考えます。

「なぜ、それがやりたいのか?」という理由やゴールまでの具体的な行動を落とし込んでいくのです。

なぜなら、ただやりたいことを書き出しただけでは、目標達成はできないからです。

たとえば「収入を上げたい」というWan toに対しその方法は、

  • 会社で出世する
  • 起業する
  • 資産を運用する

などいくらでもあります。Want toベースで何がやりたいのか考えてみましょう。

3.現状では考えられないようなゴールを設定する

Want toベースでやりたいことを決めたら、最後はゴールの設定です。
ゴールは、現状では考えられないような高めのハードルを設定しましょう。

現実的で実現可能な目標を設定すると現状のコンフォートゾーンから抜け出せなくなり、自分を変えられなくなるためです。

現状では考えられないような目標は、たとえば

  • 「ビジネスで世界進出したい」
  • 「世界から貧困をなくす」

といった、到底到達することが不可能に感じるほど大きなゴールを設定します。

これによってスコトーマが外れ、創造性や行動するエネルギーが生まれ、結果的にゴールを実現できます。ゴールを設定することで、達成方法は後から見えてきます。

2,000名以上が申込みに殺到!/

※体験コーチングだけならお金は一切かかりません。

RASを発動させて現状を変えたい人へ

RASを発動させて、現状を変える唯一の方法は、「本当にやりたいこと」を見つけることです。
本当にやりたいことを見つけることができれば、コンフォートゾーンがやりたいことに向き、実現したい未来のために必要な情報を得ることができるからです。

そして、本当にやりたいことを見つけるためには、コーチをつけるのが最適です。

  • 自分に自信がない
  • やりたいことが見つからない
  • 現状に不満がある

こんな方は特に、コーチングを受けることでRASが発動して、自分の才能に気づくきっかけになるでしょう。

理由は、コーチングには以下のような効果があるからです。

  • 今ある思考の常識を壊す
  • 自分が持っている可能性を最大限引き出す
  • その上で自分がなりたい姿・成し遂げないことを探しだす

上記の効果からコーチングを受けることで、本当にやりたいことを見つけて、人生の充実度を高めることができます。

しかし、

  • 「そんな簡単に変われるわけないでしょ」
  • 「何でコーチングってそんな効果があるの」

と思う方もいると思いますので、コーチングがどのようなものなのか、より詳しく解説した記事を貼っておきますので、ぜひ読んでみてください。

関連記事:コーチングとは?受けるメリット・効果・目的・方法など全てを徹底解説

ここまで読んでいただきありがとうございました。

2,000名以上が申込みに殺到!/

※体験コーチングだけならお金は一切かかりません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次