コーチングのタイプ分け診断は、「感情表出」と「自己主張」を軸に、人間のコミュニケーションの傾向を4種類のタイプに分類したものです。
タイプ分け診断について理解することで、コーチングに活かしたり、自分のコミュニケーションの傾向を知るのにも役立てたりできます。
この記事では、
- コーチングのタイプ分け診断とは
- タイプ分け診断の4つのタイプ
- 【タイプ別】コーチングのコツ
について解説します。
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コーチングのタイプ分け診断とは
コーチングの分野でよく知られるタイプ分け診断とは、株式会社コーチ・エィが開発した4つのコミュニケーションタイプ分類です。
具体的には、人間のコミュニケーションの傾向を「感情表出」と「自己主張」という2つの軸から4つのタイプに分け、それぞれの特徴やコーチングのポイントをまとめたものになります。
人とのコミュニケーションの仕方に着目し、臨床心理学や組織行動学に基づいて分類しており、相手がどのタイプかを知ることで効果的なコーチングができるようになるのです。
参照元
「タイプ分け™」とは 〜あなたはどのタイプ?タイプ分けで上手くいくコミュニケーション
鈴木義幸著『図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
タイプ分け診断の4つのタイプ
ではここからは、「コントローラー」「プロモーター」「サポーター」「アナライザー」の4つのタイプについて詳しく解説します。
コントローラー
コントローラータイプに当てはまる人は、自分の判断で物事を進めていきたいと考えます。
そのため、決断や行動にスピード感があるのです。
- リーダーシップや自己管理の能力が高く
- 自分自身や他人をコントロールする傾向がある
- 目標志向や結果にこだわる
- 自信、決断力がある
コントローラータイプの人は、こうした特徴を持っています。
プロモーター
プロモータータイプの人は、社交的で積極的な性格を持ち、人々を引き付ける力やチームビルディングのスキルがあります。
- アイデアが豊富で想像力がある
- 社交的で周囲の人とエネルギー高く何かをすることを好む
- 細かいことを気にせず飽きっぽい面もある
こうした特徴を持っているため、信頼構築やコミュニケーションに重きを置き、チームで何かを達成することに喜びを感じる人が傾向としては多いでしょう。
サポーター
サポータータイプに当てはまる人は、思いやりがあり人の気持ちに敏感で、他社貢献をすることなどに喜びを感じます。
- 人を援助することが好き
- 協調性があり、自分の意思より他者の意思を優先する
- 他人の感情に敏感で共感力がある
- 感情に任せて判断する
このタイプの人は協調性があり、他人の成長や幸福をサポートすることで自己満足感を得る傾向にあります。
アナライザー
アナライザータイプの人は、論理的思考や分析力に長けています。
- データや情報を客観的かつ冷静に判断して行動する
- 自分の意思があるため頑固、まじめと言われる
- 他人を否定することはしない
- 計画を立てて行動することや、筋道を立てて考えることが得意
アナライザータイプの人は、データや情報を信頼し、合理的な意思決定をする傾向があります。
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【タイプ別】コーチングのコツ
ここからは「コントローラー」「プロモーター」「サポーター」「アナライザー」の4つのタイプについて、それぞれのコーチングのコツを詳しく解説します。
対コントローラーの場合
コントローラータイプの人にコーチングを行う場合、以下の点を意識すると良いでしょう。
- 結論から簡潔に話す
- 聞きたい話は質問ではなく「教えてほしい」とお願いする
- 提案をする際は、複数提案しクライアントに選んでもらう
自分の判断で物事を進めていきたいと考え、決断力もあるコントローラータイプには、複数の選択肢を用意し選んでもらうことで本人の納得感を得られます。
また、結論から簡潔に話すことでクライアントにストレスを与えることもありません。
対プロモーターの場合
プロモータータイプの人へコーチングを行う場合、以下のポイントを抑えておくと良いでしょう。
- 話を聞くときには相槌などで明確に反応を示す
- 質問の際は、相手が自由に話せるような問い方をする
- 名前を読んだり肯定的な言葉をかけ、相手を承認する
プロモータータイプの人は、自己表現やコミュニケーション能力が高いため、こうした点を意識することで本人の思いを最大限引き出せます。
対サポーターの場合
サポータータイプの人へのアプローチは、次の点を意識してみてください。
- 提案に無理がないかをしっかり確認し、本当の思いを引き出す
- 名前を読んだり肯定的な言葉をかけ、相手を承認する
できるだけ穏やかで丁寧な対応を心がけましょう。
また、サポータータイプの人は、リクエストや提案にイエスと言いがちがなので、本人の中で無理していないかこちらが読み取ったり、意識的に確認する必要があります。
対アナライザーの場合
アナライザータイプの人には、次のように関わりましょう。
- 質問は相手がじっくりと考えられる間口の狭い質問にする
- 返答が帰ってくるまで待つ
- 相手の専門性を承認する
- ゴールを明確にした上で、やるべきことを考え提案する
アナライザータイプの人は、論理的思考や分析力に長けており、自分自身で考えて答えを出すことができます。
そのためセッション中は、できるだけじっくりと考えさせてあげられるような関わりが大切です。
4タイプの見分け方
クライアントが4タイプのうちどこに該当するのか知るために、以下の方法を活用します。
- 診断ツールを利用する
- 質問する
具体的に見ていきましょう。
診断ツールを利用する
タイプ分けがすぐにわかる診断ツールがあります。
コーチングを始める段階で、クライアントに診断テストを受けてもらうのも一つの手でしょう。
相手がどういうタイプか短時間で的確に判断できるため、関わり方も明確になります。
タイプ分け診断テストは以下を活用してください。
質問する
診断ツールを使う以外にも、質問をすることでタイプを見極められます。
たとえば「最近、仕事や生活はどうですか?」という質問を投げかけてみてください。
- コントローラータイプ:「毎日いい感じです」と即答し、すぐに話題を変える
- プロモータータイプ:「毎日楽しいです」「これが大変です」とエピソードや話題がたくさんでてくる
- サポータータイプ:「まあまあですね」「楽しいですよ。あなたはどうですか?」と控えめに答えて自分の話はあまりせず、こちらの話も聞いてくる
- アナライザータイプ:「日常生活ですか?」「仕事の進捗ですか?」と具体的に何について聞いているかを質問してくる
絶対にこの通りの返答が来るわけではありませんが、傾向としてはこれに近い答えが返ってくるでしょう。
シンプルな質問であればあるほど、相手によって答え方に差が出るため見極めやすいです。
コーチングに慣れてきたら、ツールを利用せずに会話でタイプが分かるようになります。
コーチングでタイプ分け診断を活用する際の注意点
コーチングでタイプ分け診断を活用する場合、「タイプ分けに優劣をつけないこと」「タイプ分けが100%ではないこと」などに注意しなければなりません。
それぞれ解説します。
タイプ分けに優劣をつけない
4つのタイプ分けには、決して優劣はありません。
あくまでもコミュニケーションの傾向を分類して、コーチングを効率よく行うためのものだと理解しておきましょう。
コーチがクライアントに対して先入観を持って接することは、決して効果的とは言えません。
タイプ分けが100%ではない
タイプ分け診断はあくまでも「傾向」としての分類なので、必ずしもそのタイプの特徴に当てはまるわけではありません。
たとえばアナライザータイプでも論理的思考がそこまで得意でない人もいれば、コントローラータイプの中にも共感能力が高い人はいます。
つまり、診断に囚われすぎて型にはまったコーチングを行っても効果は薄くなるでしょう。
そもそもコーチング自体時間をかけて結果に導くものなので、タイプ分けに沿ってコーチングをしたからといって速攻性が上がるということもありません。
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コーチングに興味がある人は体験セッションへ
タイプ分け診断をきっかけにコーチングに興味を持ったら、ぜひ一度コーチングの体験セッションを受けてみてください。
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